音大受験を考えているなら、早めに各音大の受験日をチェックしておきましょう。
なぜなら、音楽大学によっては受験日が重なってしまうこともありますし、
最近はAO入試をしている音大もあるからです。
(※AO入試とは、自己推薦によって従来の入学試験とは異なった、高校の成績や小論文などの内容で合否を決める試験のこと)
AO入試は従来の推薦入試、一般入試よりもかなり早い時期に試験をすることが多いため、
出願はもちろん、試験の準備も早くしておかなければなりません。
試験内容や受験曲のチェックはできるだけ早めにしておき、練習を重ねておきましょう。
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音大によって試験内容はかなり違う
一般の大学と同様、音楽大学も学校によって試験内容はさまざまです。
試験の課題曲や自由曲が全然違うところもあれば、ある大学の入試で演奏した曲を別の大学の試験で使いまわすことができる場合もあります。
「色んな音大を受験したい」「音大だったら入れればどこでもいい」と考えるのであれば、いろんな音大の試験で使えそうな曲を練習しておいて、複数の大学の入試で使いまわせるようにしておくのもいいでしょう。
また、専門実技だけではなくソルフェージュや副科ピアノの試験内容も大学によって違うため、ソルフェージュや副科ピアノが苦手な人は音大の試験内容を比較してみて「これならできそう」という試験内容の大学だけを受験するという手もあります。
そうすることで、準備すべき事がたくさんになり過ぎずに腰を据えて試験勉強に集中できます(音大受験はただでさえ準備する事が多いので!)。
ですから、音大受験を少しでも考えているならその時点で自分が行きたい、または行ける可能性のある音楽大学の受験日がいつなのかということ、
いくつかの大学を受けるなら、それらの受験日がかぶらないのかということ、などを各音大の資料を早い段階で取り寄せてしっかり確認しておきましょう。
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音大の受験日はだいだいいつ頃?
音大の受験日は大学によってかなりバラつきがあります。
AO入試を行なっている音大なら、一回目のAO入試は8月頃。
(AO入試は複数回行なわれることが多い)
高校から推薦をもらって受ける推薦入試は10月~11月頃。
一般入試は翌年1月~3月頃。
さらに、大学入試センター試験を受ける必要がある大学もあるので、
その可能性も考えなければいけません。
(大学入試センター試験は申し込み期限が早いので注意が必要)
音大受験の事を詳しく知らないと「専門実技の練習だけすればいい」と軽く考えてしまいがちですが、実際はそうではありません。
ソルフェージュや副科ピアノ、楽典だけでなく一般科目の試験や小論文の試験が行なわれる大学もあるので、高校3年生の夏からは色んなことで頭も身体も忙しくなります。
「好きなことで受験をする」というと周囲からは楽しい事のように思われがちですが、実際は「自分の演奏で合格するのか」「他の試験勉強もしなければ」などの精神的ストレスがかかります。
できるだけそのストレスを減らすためにも、準備すべき事を早めに絞るのがおすすめです。
このように、音大と一口にいっても大学によって試験の内容も受験日も様々。
音大受験を成功させるためには、早めに試験内容をチェックしておき、試験対策を開始するのが重要なポイントとなります。
そのため、どの音大を受験できるかを確認するためにも、早い段階で各音大の受験日などの試験情報を把握しておく必要があります。
音大受験に興味が少しでもあるのであれば、すぐにでも音大の試験要項や学生募集要項を取り寄せて確認しておきましょう。
音大受験でどんな事をするのか、どんな準備が必要かだけでも知っておいて損はありません。