音大受験を目指す前に確認しておきたいのが、音大の学費。
普通の大学よりも高いのか安いのか、知っているようで知らない人の方が多いですよね。
実は、音大の学費は普通の大学よりも高いところがほとんどです。
なぜかというと、音大のメインである演奏家を育てる学科の授業は一流演奏家による個人指導。
さらには音大は練習室やホールなどの施設、ピアノなどの楽器の維持費がかかることもあり、大学の運営にお金がかかるからなんですね。
音楽をやっていくにはある程度のお金がかかりますが、音大の学費も比較的高めなので
早めに資料を取り寄せて確認しておきましょう。
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音大に通うと、学費以外の出費もかかる
すでに書いたとおり、音楽大学は一般の大学に比べて学費がやや高めです。
それに、音大に通っていると学費だけではなく他にもかかるお金があるので、その点も忘れないようにしておきたいところ。
学費以外にかかるお金として挙げられるのは、
- 練習室のレンタル料(大学による)
- 楽譜代
- 楽器のメンテナンス代
- 衣装代(演奏会などで必要な場合)
などですね。
私の通っていた大学では校内にある練習室をレンタルするのに少しですが毎回お金がかかりました(最初にまとめて買うチケット制だった)。
基本的にはアップライトピアノの狭い部屋(本当に狭かった!)なのですが、グランドピアノのある大きな部屋を借りるのは少しお値段が高かったりして、特別な練習の時などに奮発していたものです(笑)。
家にもピアノはありましたが、学校の授業の空き時間に練習したりする時に便利でしたし、家に帰ってくると練習する気が起きなかったので(笑)、学校の練習室にはかなりお世話になりました。
狭くて何もないので逆に集中できるし(笑)。
なので、けっこう練習室にはお金をつかっていましたねー。
練習室のレンタルシステムに関しては大学ごとに違うと思われますが、お金がかかる学校もあると思っておきましょう。
そして当然ですが、教科書以外にも楽譜などを買うことも多いです。
普通の本と違って楽譜はお値段もするので楽譜代は意外とバカになりません。
大学内の図書館にも楽譜は揃っているのでそこでコピーして使っていた人もいましたが、本来楽譜はコピーして使ってはいけないので先生によってはちゃんと購入しなさいと言う先生もいましたね。
(楽譜のコピー使用は原則禁止されています!)
さらに、ピアノ以外の楽器の人は楽器のパーツなどをこまめに買い替えなければいけないのでその出費もあります。
また、試験や学内の演奏会などで演奏する際には学校が指定した衣装を着なければいけないこともあるのでそれも購入しなければいけません。
音楽大学は普通に通って勉強するだけでもある程度のお金がかかるのです。
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音大の学費って実際いくらなの?
やや横道にそれましたが、ここからが本題です。
じゃあ音大の学費っていくらなのさ?という話ですね。
音大には短期大学と四年制大学がありますが、ここでは四年制大学を例に挙げて解説したいと思います。
四年制の音楽大学で学費が一番安いのは国立大学の東京藝術大学。
入学料と一年間の授業料を合わせても87万円程。
そして、他の音楽大学では入学金が15万~35万円、授業料が一年間で110万円~155万円ぐらい。
トータルで140万円~175万円という感じですね。
そして、他にも施設設備金や維持費などが数十万円かかるところがほとんどですから、その金額もプラスされます。
東京藝術大学以外の学校に行くのであれば、初年度に支払う学費は180~230万円ぐらいはみておいた方が良さそうです。
ここで挙げた金額は近年の一例です。
最新の、そして正確な金額は各大学の資料で確認してくださいね。